乾性遷移

乾性遷移 かんせいせんい

陸上から始まる一次遷移を乾性遷移といいます。


乾性遷移の流れを以下に書きます(これは暖温帯でみられる乾性遷移の例です):

①裸地(らち)

②草原

③低木林(ていぼくりん)

④陽樹林(ようじゅりん)

⑤混交林(こんこうりん)

⑥極相林(きょくそうりん)


上の流れをより詳しくみます。

①噴火による溶岩が冷えて固まった裸地には土壌がありません。地衣類(ちいるい)やコケ植物などが最初に進入してきます。

②土壌が形成され始め、乾燥に強い草本が進入してきます。ススキやチガヤなどの種子が風で運ばれてきます。

③木本類(もくほんるい)も生育するようになります。進入するのは、暖温帯ではアカマツやクロマツ、冷温帯ではシラカンバなどの陽樹です。

④陽樹が成長します。また、陰樹の芽ばえが生育します。

⑤陽樹と陰樹が混ざった混交林が形成されます。

⑥陽樹が枯れて陰樹林が形成されます。陰樹は、日当たりの良い部分に陽葉をつけます。また、陰樹林では、幼木が次々に育って成木と入れ替わります。このため、構成種に大きな変化が見られなくなります。この状態を極相(きょくそう)といい、このときの森林を極相林(きょくそうりん)といいます。

日本における極相林の優占種は、暖温帯ではスダジイやアラカシなど、冷温帯ではブナ、亜寒帯や亜高山帯ではエゾマツ・コメツガなどです。

(参考:第一学習社 『高等学校 生物基礎』)
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