スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

史記:荊軻(一)風蕭蕭兮易水寒(白文・書き下し文)

史記:荊軻(一)風蕭蕭兮易水寒(白文・書き下し文)

於是太子予求天下之利匕首、得趙人徐夫人匕首、取之百金。

使工以薬焠之、以試人、血濡縷、人無不立死者。

乃装為遣荊卿。

燕国有勇士秦舞陽、年十三殺人、人不敢忤視。

乃令秦舞陽為副。

荊軻有所待、欲与倶。

其人居遠未来、而為治行。

頃之、未発。

太子遅之、疑其改悔。

乃復請曰、

「日已尽矣。荊卿豈有意哉。丹請得先遣秦舞陽。」

荊軻怒、叱太子曰、

「何太子之遣。往而不返者、豎子也。且提一匕首、入不測之彊秦、僕所以留者、待吾客与倶。今太子遅之。請辞決矣。」

遂発。

太子及賓客知其事者、皆白衣冠以送之。

至易水上、既祖取道。

高漸離擊筑、荊軻和而歌、為変徵之声。

士皆垂涙涕泣。

又前而為歌曰、

風蕭蕭兮易水寒 壮士一去兮不復還

復為忼慨羽声。

士皆瞋目、髮尽上指冠。

於是荊軻遂就車而去、終已不顧。


是に於いて太子予め天下の利匕首を求め、趙人徐夫人の匕首を得、之を百金に取る。

工をして薬を以て之を焠がしめ、以て人に試みるに、血濡縷して、人立ちどころに死せざる者無し。

乃ち装して為に荊卿を遣はす。

燕国に勇士秦舞陽有り、年十三にして人を殺し、人敢へて忤視せず。

乃ち秦舞陽をして副と為さしむ。

荊軻待つ所有り、与に倶にせんと欲す。

其の人遠きに居り未だ来たらざるに、行を治むるを為す。

頃之くして、未だ発せず。

太子之を遅しとし、其の改悔を疑ふ。

乃ち復た請ひて曰はく、

「日已に尽く。荊卿豈に意有りや。丹請ふ先に秦舞陽を遣はすを得ん。」と。

荊軻怒り、太子を叱して曰はく、

「何ぞ太子の遣はすや。往きて返らざる者は、豎子なり。且つ一匕首を提げて、不測の彊秦に入るに、僕の留まる所以の者は、吾が客を待ちて与に倶にせんとすればなり。今太子之を遅しとす。請ふ辞決せん。」 と。

遂に発す。

太子及び賓客の其の事を知る者、皆白衣冠して以て之を送る。

易水の上に至り、既に祖して道を取る。

高漸離筑を撃ち、荊軻和して歌ひ、変徴の声を為す。

士皆涙を垂れて涕泣す。

又前みて歌を為りて曰はく、

風蕭蕭として易水寒し 壮士一たび去りて復た還らず

と。

復た羽声を為して忼慨す。

士皆目を瞋らし、髮尽く上がりて冠を指す。

是に於いて荊軻車に就きて去り、終に已に顧みず。

(引用:大修館 『精選 古典B』)
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

main_line
main_line
プロフィール

batmitzvah

Author:batmitzvah

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。